コミュ障主婦の孤独な会社生活と片思いの記録

コミュ障なので好かれない人生ですが何だかんだで生きてます

何の変哲もない日常をとりとめもなく綴ってます、多分

東京リベンジャーズ

27巻までのネタバレ含みます。

 

 

今はマイキーを助けるために過去に戻ってきてるわけですが、言い分はもちろんわかるんです。

マイキーだけ不幸なのはイヤだって。

 

でも、思うんですよね。

マイキーを助けるために、ドラケンが死に千冬はペットショップを辞め、三ツ谷くんはデザイナーになれるはずの賞を蹴る。

それぞれが自分の未来を差し出して仲間を救う。

美談なのかもしれません。

実際、三ツ谷くんが賞を蹴るところで感動したという人がいました。

 

でも私は一切感動できなかった。

むしろモヤモヤしてしまった。

本当に自分の未来を差し出すことが美徳なのかな。

ドラケンなんか命まで落としてる。

 

多分、私が何者にもなれなかったからこそなんだと思う。

これまで就職活動もうまくいかずに苦労したし賞というものに応募したこともあったけど一切引っかかることもなく自分は特別ではないと思い知らされてきた。だから、賞を蹴る、という選択肢を選ぶ人にムカつくのかもしれない。

 

当時、就活をスムーズに通過していいところに就職した人が案外簡単に転職したりした。自分のしたいことが違ってたって。

逆に私はせっかくどうにかこうにか入れたところを辞める勇気はもてなかった。人ってそういうもんなのだろう。

 

どこにでも行ける人は、その場所をあっさりと捨てられる。

どこにも行けない人は、その場所に執着する。

 

だから私は自らの未来をあっさりと棒に振って友情を優先させる人たちにいまいち共感できないのだろう。

 

漫画なんだから何も考えなくてもいいのに。

つい現実的に考えてしまう。

 

でもやっぱり私には出来ないな。

進撃の巨人ファイナル

鬱になりそうです、これ見てると💦

外国で人気のようですね、この作品。

 

初期の頃はすごく単純な勧善懲悪の話でした。

悪い巨人を倒す人間。

とてもわかりやすかった。

けれど、急に視点が変わった。

 

壁の外側から見た壁の内側の人々。

壁の内側の人から見た壁の外側の人々。

 

それぞれの人たちの考え方はどれも理解できるし間違ってるわけじゃない。

だからこそどこに自分の心を置けばいいのかがわからなくなる。

 

視点を変えれば世界の見方が180度変わってしまう。

それを痛いほど教えてくれる。

 

決めつけてはいけない。

色々な角度から物事を見て自分の頭で考え続けることが大切だと教えてくれる。

 

与えられた情報だけを鵜呑みにすると偏ってしまう。

真実はどこにあるのか。

それは自分で見つけなければならない。

 

でもそれはすごく苦しいことだ。

だからこの作品を見てるとイタい。

真実は人それぞれ違うから。

正義は誰の心にもあるから。

誰が正義で誰が悪か。

それは自分の置かれた立場でいくらでも変わってしまう。

それを容赦なく突きつけられる。

 

こんなに考えさせられる話は初めてかもしれない。

作り方が抜群にうまい。

自分の視点を主人公側だけに固定させないよう工夫して作られてる。

だからこそ見てる側の心がどんどん揺さぶられる。

何をどう考えればいいのかわからなくなる。

こんなに複雑な物語になるとは序盤では想像もつかなかった。

 

対比が本当にすごいのだ。

序盤の単純な話と中盤以降の複雑な話。

序盤は主人公が正義で中盤以降は悪。

視点がすべて逆転する。

だからといってその正義だとか悪だとかいう定義もどの視点で見るかによって変わる。

もう本当にため息しか出ない。

 

誰かと深く語り合いたくなる作品だ。

久々の96点✨

基本的に我が子とカラオケに行くときはたとえ90点以上を取っても記録しないようにしています。

精密採点にしてないからです。

点数より順位を楽しみたい我が子に合わせて専らジョイの全国採点GPでしたっけ?それをしています。
ちょこちょこ途中経過の点数が出てくるのでそれはそれでメンタルによくないのですが🤣

で、久々に96点取れました✨
しかも今まで取れてたのはマイクを近づけたり遠ざけたりで抑揚をつける方法で取れたものだったので、純粋に実力?で取れたのは初めて✨✨
何とめでたいんでしょう🎵

さすがに点数記録せずにはいられませんでした🤣

96.798 高橋真梨子「桃色吐息」

です😊

この曲、もともとの私の十八番😊
それで最高得点出せたのは実にうれしい( ´艸`)

しかもマイクで抑揚をつけたときよりも点数高い😲

本当の歴代最高得点だ✨

直前の途中経過で97点と出たのでうわっ、と思ったのですが、最終的には96でフィニッシュ😢
97を下手に見てしまったものだから悔しさもひとしお😢

でも最高得点超絶うれしいです🎵

推しの子 感想

本当は怪獣8号の感想を書こうと思ったんですけど、こっちの方が感想をダラダラと書けそうな気がして?😅

この話、作画もカワイイ系だしストーリーも芸能界の話だし、どことなく少女マンガ系の要素の強い作風の気がするんですけど、なぜジャンプ掲載作品なのか非常に謎……

知らない方のためにザックリとあらすじを喋るべきなんでしょうね😅

主人公は……もともと産婦人科医です。彼には推しアイドルがいまして、B小町という何やら売れなさそうなグループ名ですけど、その星野アイ。まだ16才だったかな?で、彼女が妊娠して主人公の病院に極秘で診察にやって来ます。ショックを受けながらも出産のサポートをすることになったのですが、出産予定日、何者かによって主人公は殺され、気がついたら星野アイの出産した双子の片割れとして転生してた、というわけわからんところから物語は始まります😌

なぜか主人公には前世の記憶が完全に残っています。で、それは彼だけじゃなくもう片割れの双子の妹も同様だと判明します。本人同士は気づいてませんが、2人は面識のある者同士だということが読者には提示されます。
それがいつ頃、お互いにも明かされることになるのかというのも興味深いところですが、ここはネタバレしても大丈夫なのでしょうか?わからないので曖昧に書くと、自分たちの父親が誰なのかを芸能界に潜入することで捜していくという主人公の、表向きクールな中に秘めているダークな心の裡と、芸能界のキラキラの中にあるいろいろな表と裏、そういう、二面性をうまく描いている作品かなと思います。

で、私が強く共感するのが有馬かな。
この子は子役として売れたものの、大きくなっていくにつれて需要がなくなりいろいろなものに挑戦してもがいて、けっこうひねくれてしまった子です😆

38話
新生B小町のメンバーとしてデビューすることになる有馬かなが他の生き生きと歌って踊って楽しんでる他のメンバーを見て、思う台詞

羨ましい 皆に見てもらえて 求められて
私のことを見てくれる人は誰もいない
ファンですら見てるのは昔の私の面影だけ

誰か私を見て

それだけを十数年叫び続けてきたのに

私が必要だと言って
それさえ言ってくれるなら私はどれだけでも頑張ってみせる
あの子は使えるって言って
そしたら馬車馬のように働くよ
頑張ったねって褒めて
そしたらもっともっと頑張るのに

誰か
誰か

私はここに居ていいって言って

泣いたわ
泣くわ、これ

だって私もめちゃくちゃ思ってるもん
認めてほしいって思ってるもん

実力はあるんですよ、彼女

そこが私とは違うところなんすけど😅

認めてもらえない期間が長くなりすぎてだいぶ拗らせてて、すごく捻くれちゃってるんだけど、そういうところも、わかる〰️って思ってしまう😂

共感しまくりだよ、有馬かな。
私はきみを推すよ‼️

俺を選べ

リゼロ 2章 聖域編

正直、私的には捕鯨作戦が面白さのピークで、この聖域編は少しばかり冗長だなぁと感じる向きはあるのですが、主人公のスバルくんが本当にたまに心に響くセリフをぶちかましてくれることがあって、普段はかっこつけすぎててキザを気取る感じが鼻についてあまり好きではないのですが、びっくりするほどストレートにズドンと心を撃ち抜かれることもあり、心の比重をどう置けばいいのかわかりかねるキャラです😆

聖域編でも今のところ私は2度ほど撃ち抜かれました😌

1度目は35話、
ガーフィールとの会話で
「地獄なら知ってる。もう何度も見てきた。地獄を知ってるのは俺だけでいい。そのために俺がいるんだ。」
何度も死に戻りをしてきたスバルならではの重いセリフです。

そして今回49話、
ベアトリスに向かって言うセリフ
「俺を選べ!」

はぁ~、ヤバい。
言われてみたいな、こんなドストレートなセリフ。
しかもこれ、ベアトリスが求めてる形ではないんですよね。ベアトリスがずっと待ち焦がれてる「その人」ではないときちんと断りながらも、「でも、俺はお前と明日、手をつないでいてやれる。明日も明後日もその次の日も、400年先は無理でもその日々を俺はお前と過ごしてやれる。永遠を一緒に、は無理でも、明日を、今を、お前を大事にしてやれる。」
「いずれ来るかもしれない別れの時間を怖がるより必ず来る明日って日々を俺と一緒に過ごそう。」
そんなこといったってエミリアが本命のくせにですね😆レムも大事、ベアトリスも大事。なんかめっちゃキープ要員増やし過ぎなんですけど😆

でも、そうやって必死になって
「だから、俺を選べ!」
って何度も言われちゃうとね。

ちょっとキュンとしてしまう。

こういうクッサイ台詞をいとも容易く大真面目に放つところがスバルの憎めないところでもあるわけです。
普段は全然好きじゃないキャラなんですけどね😆

これからも大いにきゅんきゅんさせてくれ。
そしてキュン死させてくれ。

頼んだ!

進撃の巨人

ファイナルシーズン真っ只中ですね。
というか、まだ続いてたんですね😆
何となく過去の物語のイメージでした。

でも、改めて見てみたら、すごく深くて考えさせられる作りでした。
鬼滅の刃は割と粗さが目立ちましたが、これは丁寧に作られてますね。1人1人の過去もきちんと掘り下げられてるし、そのときだけポンと出てきたキャラかと思った人がその後もそれなりに出てきたり、無駄がないというか……

何よりもシーズン3の最終話、この壁の内側の世界と外の世界、立ち位置、それらが明らかにされたときに、主人公たちと同様に見てる側にも、それまで自分たちが意図的に見せられてきた、思い込まされてきたものを突きつけられ、やられた、と思いました。

この壁の内側にしか人類がいないという設定だと知ったとき、私は確かに疑問を感じたのです。それにしては人種の数が少なくない?と。例えば、黒人の人は壁の内側には全く登場しません。それらの人は最初から存在しない世界なのか?ミカサは東洋人という設定になってる。普通に現代にも存在するような人種もいるのに、どういうことなんだろう?

けれど、頭に浮かんだそれらの疑問はそのうち無理やり納得させた。この世界はきっとそういう設定なんだと。考えることを放棄した。
本当はエルヴィン団長のように追求しなければならなかったのだ。
疑問に感じたことを曖昧にせずに追求する姿勢をもつ。与えられた情報はそれが全て本当なのか。自分の頭で考え続ける。
そうしないと事実を見誤る。本当の敵が本当はいったい何なのか、わからないままになる。

敵だと思ってた巨人は本当の敵ではなかった。同胞と殺し合いをしてただけだった。

世界はもっと大きく広がっていて、自分たちの認識と外の世界の人たちの自分たちへの認識も全く異なる。
何も知らないまま、外の世界の人から恨まれ憎まれ滅ぼされようとしていた。

それはとても怖いことだ。
与えられた情報を盲目的に信じ込むことも、無知と同じ。とても危険で恐ろしい。

最初はただの巨人と人間のバトルの話だった。
でも、あの瞬間にガラリと変わった。
私たち見てる側をハッとさせる、あの作り方は見事だと思いました。
考える余地は確かにあった。ヒントは与えられてた。そのことがまたより一層、こちらを唸らせる。考えさせる。

その前のウォールマリア奪還の話も、めっちゃ泣きました。あまりにも失ったものが多すぎた。今から死ななければならない団員たちに向けて団長が放った言葉たち。正義感に燃えて憲兵隊から調査兵団に入団した直後に死に直面することになったマルロ。すごく苦しかった。
なのために?まるで死ぬために調査兵団に入ったみたいだ。こうなるはずじゃなかったはずなのに。なんでこんなことに?

ここまでみんな死ぬ展開だなんてこちらも思ってなかっただけに絶望的な気持ちになりました。

生きる意味
死ぬ意味

名もないモブキャラの中にそっとマルロのような、名のあるキャラを紛れ込ませる。
それによって、本来感情移入することのないモブキャラたちの大量の死にすら感情を持たせる。そこの作りもうまいと感じました。

シーズン4からは舞台が大きくなります。
壁の外側の世界が登場してくる。
ずっと疑問に感じていた黒人も登場してきて、外の世界の広さ、壁の内側の世界が確かに「世界」の一部分でしかなかった事実を再確認させられました。

ヒントは確かに最初から与えられてた。
疑問は確かに感じていた。
それをどうするか。
考えるのか、与えられたものをそのまま受け取るのか。
それによって、自分の「世界」も変わる。

当初感じていたより相当色んなことを考えさせられる話です。
人種差別、情報の受け取り方、自分と他者、立場の違いによる考え方の違い、
あらゆる「世界」についてのことを深く見つめ直させる、意外と社会派要素の強い物語です。
それも全然説教臭くもなく、こちらが自然と考えざるを得ない作り方になっていると思います。

進撃の巨人でここまであれこれ思うことになるとは私も予想外でした😌

ただ、シーズン4になってかなりエレンが病んでる感あるのが……あんなにまっすぐで熱かったのにここまで悟ったような醒めた感じになるものなのか😲
そこだけが気がかりです。