コミュ障主婦の孤独な会社生活と片思いの記録

コミュ障なので好かれない人生ですが何だかんだで生きてます

何の変哲もない日常をとりとめもなく綴ってます、多分

進撃の巨人 The Final Season 完結編 前編

※原作のネタバレあります

 

 

進撃の巨人も残すところあと1話になりました

 

今回はハンジさんが亡くなるところです

原作よりも丁寧にしっかりと描かれていたのでそこはよかったのですが、ふと脳裡によぎる感情がありました

 

結局、無駄死になんだよなぁ‥

 

もちろん、それは正確な表現ではありません

ハンジさんやアルミンたちが命を賭して死に物狂いで闘ったからこそ人類は救われました。戦争が終結しました。

 

でもそれはあくまでも短期的な視点で見ると、です

 

原作を読んで私は知っています

その後何十年後、何百年後かは知りませんが、パラディ島は再度襲撃を受け戦争が再開されるということを。

 

ミカサたちが亡くなるまでは平和なのでそれでよいのかもしれませんが、パラディ島の未来という長期的な視点で考えた場合、もしかしたらこのパラディ島の再度の戦争はアルミンたちが人類を中途半端に救ってしまったことに起因するのかもしれません。そうなるとエレンが主張していた、

「今の文化や人を根こそぎ絶やしてまっさらな状態で1から始めないとパラディ島の人々は救えない」

というようなことの方が真実だったのかもしれない

 

地ならしが完全に行われていたらパラディ島はずーっと平和なままだったかもしれない

 

そうなるとアルミンたちが正しかったのかエレンの方が正しかったのかわからなくなってくる

 

進撃の巨人ってずっとこういうメッセージでしたよね

視点を変えると正義と悪が逆転する

何が正しくて何が悪なのか一概には言えない

物事を多角的に見て自分の頭で考え続けることが大切だと

 

それは結局、最後まで一貫して貫かれてたのだと思い知らされました

 

原作を読んだ私は未来を見たエレンと同じ状態です

その状態で、前編の地点まで戻ったときに、確かにエレン側からしたら突き進むことしか選択肢がなかっただろうなと思いました

だってアルミン側が勝利したらパラディ島が再度戦争状態に陥る未来がくると知ってる

エレン側が勝利したらどうなるかはわからないけれど、パラディ島が永続的に平和であり続ける可能性があるなら闘うしか道はない

「止めたいなら自分の息の根を止めろ」

それしか道がない

あ、これはあくまでも原作を読んだ自分を、未来が見えたエレンに例えて話しただけなので、ここの部分のエレンがそういう気持ちだったということではないのですが、そんな感じで結局はエレンに選択肢なんか残されてなかったんだろうなと思いました、これまで。

もがけばもがくほど自分がみた未来に近づく

その絶望感や苦しみはどれほどだったでしょう。

 

エレンってものすごくかわいそうだったのでは?と思ってしまいました

未来って下手に知りたくないですもんね💦

 

それにしても映画を観てるかのような贅沢な時間でした

涙腺緩みっぱなしでした

 

後編がくるのが待ち遠しいような怖いような複雑な心境です